代表あいさつ
日本マクラメ普及協会代表 丘けい子
私がマクラメと出会ったのは、昭和40年代、訪米先のサンフランシスコでした。手作りショップに飾ってある、マクラメ作品の素晴らしさに、心打たれ、以来、何度も渡米を繰り返しながら、日本の風土にあったマクラメを模索し、その魅力に取り憑かれていくのでした。
そして30年経った現在も、依然、マクラメの奥深さに、興味が尽きることはなく、インテリアをはじめ、バック、アクセサリー、ウェアから小物に至るまで、いろんな表情を見せてくれるマクラメに惹かれ続けています。方や、ご年配の方にリハビリとして受け入れられるかと思うと、もう一方では、女子高生が競って、携帯電話のストラップ等、結んでいる姿を見るにつけ、これだけ老若男女に受け入れられるホビーは、他には類を見ないと自負しています。
それは「結び」という、人間が持つ本能とも言うべき技法の、なせる技でしょう。
文字もない時代、数を数えるのに使われた結び目を発端に、エジプトのミイラの掛け物、日本では正倉院の御物に見られるように、「結び」は、人間の文明そのものとも言えるのではないでしょうか。
試しに1本のひもの、端と端を結んでみて下さい。「結ぶ」という行為は、単に物理的なものだけでなく、精神的に「心が繋がる」ような、ホッとする空間を感じさせてくれます。是非、「結ぶ」ことを楽しんでみてください。